ホーム >> 健康づくり >> 健康だより >> 12月15日号 歯科と新型コロナウイルス

歯科と新型コロナウイルス

 新型コロナウイルスの流行により、歯科においては歯の切削片(せっさくへん:歯を削った際に出るかけら)、唾液など感染のリスクについてご不安を感じていらっしゃる方も多いと思います。

 受診控えという観点で、歯科医院を見てみましょう。患者さんがマスクをしない、飛沫が飛ぶ、というリスクだらけとも思われる歯科治療は、実際にクラスターの発生場所になっているのでしょうか?予想とは裏腹に歯科治療を介しての感染拡大事例は未だ確認されておりません。

 歯科治療においては標準予防策(スタンダードプリコーション)を基本に患者さんごとに使用した治療器具の滅菌やユニットの清拭消毒が行われております。唾液に触れる器具を使い回すことも絶対にありません。ディスポーザブル(使い捨て)製品もかねてより多用されてきました。新型コロナウイルスの流行以前から感染症対策には非常にシビアに対応してきたと言えます。また口腔ケアが全身の健康に重要であることも以前から知られており、口腔ケアが肺炎のリスクなどを減らすことも報告されております。未知なる部分が山ほどあるウイルスですが、今まで歯科治療において取り組んできたものの延長上に新型コロナウイルスにおける対応策が成り立っている可能性が示唆されます。感染のリスクが減少し、なお且つ、口腔ケアの向上があらゆる他の疾患を抑えることに繋がっていると言っても良いのではないでしょうか。

(公社)船橋歯科医師会

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