NPO独自取材
後期高齢者の健康維持について
80歳を超えるとどうしても身体のあちこちに不具合の個所が出てくる。5ヶ月程前になるが、急に顎を開けると左側の顎関節部分に痛みが生じ、何か食べ物を噛むと左側奥歯に痛みが発生した。もしかしたら、その原因は奥歯の虫歯ではないかと思い、最初にいつも通院している地元の歯科医の先生に虫歯になっていないか診てもらったが、結局虫歯の兆候は無いと言われた。
そこで、鎌ケ谷総合病院の口腔外科に予約して、顎関節の痛みの治療をしてもらおうと診察をお願いしたところ、顎関節付近のレントゲン撮影とMRIの検査をしてもらった。当面の処置として痛み止めの薬を処方してもらった。1週間後に、診断結果を伺いに行くと、左右の顎関節の軟骨の状態はそれ程悪化は見られず、当面の間は様子を見る事となった。しばらくたっても顎関節の痛みが止まらない状態ならば、再度口腔外科に来るように言われた。現在の顎関節の痛みの症状は、やわらぎ普通に食事をしても以前ほど痛みも生ぜず、2ヶ月後になるが口を大きく開けたり、左右に顎を動かすときに、まだ少し痛みが残っているが、徐々に痛みも治まっている様なので当面はこのまま様子を見る事とした。
近年、80歳を過ぎてくると身体の足腰が弱ってくるので、健康維持のため自宅の周辺を毎日30分程歩くようにしている。しかし、自宅から5~6分ほど歩くと両方のふくらはぎ部分が痛くなり、歩くスピードが遅くなる。同じように散歩をされている方たちと歩いていても、自身の足の筋力が衰えて次々と後から来る女性の方にも追い越されている。結局、一歩当たりの歩幅が短くなっている事と、歩くスピードが落ちている事が原因の様だ。歳相応に他の人の歩行速度を気にせず自分のペースで歩くことにしている。
そこで、先日ネットで探した足の膝から下の足の筋肉を鍛える「健康ステッパー」器具を購入してみた。
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取り扱い説明書によると、ステッパー器具を使用してペダルの上に両足を乗せ足踏みをすると、足踏みの際に自転車のペダルをこぐのとは違って、油圧シリンダーによって足踏みに抵抗があるため足の膝から下の筋肉を鍛える効果があるようだ。説明書では、通常は前進方向の足踏みを行うが、足踏みの方向を逆にする「ふくらはぎ」のエクササイズも可能である。通常は1日に10分程度のエクササイズで良いのだが、それ以上にエクササイズを続けると油圧シリンダーが熱くなるので、長時間の使用は制限されている。
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実際にこの「健康ステッパー」で運動をしてみると、特に器具を逆向きにして「ふくらはぎ」の筋肉を鍛えるエクササイズは、効果も見られて、普段外を歩く運動をしなくても、室内で雨の日などにエクササイズをすると、わずか10分ほどで外歩きをしたときよりも、ふくらはぎの筋力を鍛える効果はあると思った。通常、朝起きて階段を使って二階に上がる時に、ふともも部分の筋肉が少し重たく感じるが、「ふくらはぎ」の筋肉を鍛えるエクササイズの後は、上り下りが楽で、余り重さを感じなかった。
まだ、この「健康ステッパー」器具を使用し始めてから、そんなに時間は経っていないが、もうしばらく使用してからその使用結果を、皆さんに報告してしてみたいと思います。
やはり、高齢者は歩くことが困難になると、身体全体の健康状態にも影響が出てきて、体力が落ちる懸念があり少しでもそれらの影響を押さえる為に、使えるものは何でも試してみる気概で、今回の「健康ステッパー」器具の使用を継続してみたいと思っています。
レポート:S.K